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更新日:2025年7月17日

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ふるさと農村地域活性化基金事業

みんなで守ろう!ふるさとの水と土

ふる水・棚田基金トップ農業農村や農業用施設(ため池・用排水路・農道・堰など)は、食料の生産という本来の機能のほかに、災害の防止や水源の涵養など、国土保全の役割も果たしています。また、自然・文化資源としての公益的役割も果たしており、人々の生活に密着した地域の財産です。

これらの施設は、農家を中心とする地域住民の共同活動(無償の出役による活動が中心)によって維持管理され、良好に保存されてきました。

 

しかし、農村地域全体における過疎化、高齢化(後継者不足)及び混住化の進行に伴い、このような活動が衰退し、地域資源の良好な保全・活用が難しくなっています。
そこで、農業を営まない方や都市住民の方からも協力していただきながら地域住民活動を活性化するため「山形県ふるさと農村地域活性化基金」が平成5年に創設されました。この基金は、「ふるさと水と土基金」と「棚田基金」の2つの基金で構成されており、基金の運用益を活用し、ふるさとの「水」や「土」を保全する地域活動を推進する人材の育成や、農業農村の持つ様々な機能を広く県民の方々に理解していただくための活動を行っています。

 

 

基金造成額

山形県ふるさと農村地域活性化基金

国費(3分の1)

県費(3分の2)

原資計

320百万円 640百万円 960百万円
内訳

ふるさと水と土基金

(H5~H9造成)

220百万円 440百万円 660百万円

棚田基金

(H10~H11造成)

100百万円 200百万円 300百万円

 

 

基金活用実績

過去5年間の基金実績

  ふるさと水と土基金 棚田基金 合計
R2 13,147,588 7,016,067 20,163,655
R3 11,210,733 4,705,949 15,916,682
R4 12,703,534 5,173,044 17,876,578
R5 10,335,404 3,580,092 13,915,496
R6 9,955,984 4,947,285 14,903,269

 

 

 

 

 

 

 

 

基金を活用した主な取組み

ふるさと水と土基金活用事業

農村環境保全指導員への委嘱状交付および指導員研修会の実施

【農村環境保全指導員】…ふるさと水と土保全対策事業を実施するにあたり、市町村内の活動に対し
指導助言を行う地域活動のリーダーとして、「農村環境保全指導員」を委嘱しています。

指導員の指導力向上と指導員間の連携強化を図るための研修会を行っています。

R6年度委嘱状交付式 R6年度指導員総合研修会

(左)R6年度委嘱状交付式 (右)R6年度指導員総合研修会

 

 

農村環境保全指導員44名への活動支援

旧市町村毎に委嘱された指導員の方々は、それぞれの得意分野を活かし、県外との交流活動や地元の子ども
たちを対象とした農業体験活動、水質調査や植樹による生態系保全活動等を行っています。

生態系保全活動 農業体験活動 都市農村交流活動

(左)生態系保全活動 (中央)農業体験活動 (右)都市農村交流活動

 

 

棚田基金活用事業

「令和6年度 農業農村の未来シンポジウム」の開催

令和7年1月23日(木曜日)山形市の山形ビッグウイングを会場に、県内の農地保全・農村振興に取り組む多様な主体を対象として、東北農林専門職大学における人材育成の取組みや、持続可能な体制づくりを進めている実践者の体験談等を共有し、参集者の農業農村の未来への展望を広げ、「悩みの軽減」や「新たな気づき」、「地域の話し合い」の契機とすることを目的として開催しました。

基調講演の講師として、東北農林専門職大学学長の神山修氏をお招きし、「農業農村の未来を担う人材育成」をテーマに、これからの日本・山形で持続可能な地域づくりや農業を営んでいくためには、「儲かる」「稼げる」農業、「技術」「経営力」「国際競争力」が今後大切になってくるというお話をいただきました。また、「次世代へつなぐ地域のバトン」をテーマに行ったパネルディスカッションでは、地域活動を担う若手の方々の体験事例や次世代への事業継承、共同活動を継続している取組み内容をお話しいただき、参加者の皆様には、これからの地域活動の取組み、問題解決のヒントとなる内容を伺うことができました。

会場の様子 パネルディスカッション -

(左)会場の様子 (中央)パネルディスカッション (右)基調講演

 

 

「やまがたの棚田カード及び棚田めぐりガイド」の作成・配布

「やまがたの棚田カード」等の取り組みについては棚田カードHPをご覧ください。

R3年4月から、棚田カードが新しくなりました。

R4年4月から、棚田めぐりガイドを作成しました。(棚田めぐりガイドは棚田カードHPにて見ることができます。)

 全国棚田カード めぐりガイド  棚田カード

(左)全国棚田カード(中央)棚田めぐりガイド(右)初代やまがたの棚田カード(オリジナル)

 

 

お問い合わせ

農林水産部農村計画課中山間・棚田振興担当

住所:〒990-8570 山形市松波二丁目8番1号

電話番号:023-630-2495

ファックス番号:023-630-2509