住宅の耐震補強の参考価格

耐力壁の増設

○外壁や内壁に筋交いや構造用合板を追加し耐力壁を増設します。
外壁構造用合板 内壁筋交い増設
  • 屋外側から筋交いや構造用合板で外壁を補強します。外壁仕上げ工事を含むリフォームと一緒の工事を行うことで、工事費が下がる傾向があります。
  • 押入れや室内側から筋交いや構造用合板で補強する。押入れ側からの補強は工事がしやすいため、工事費が下がる傾向があります。

外壁幅90cmごとに13~15万円
内壁幅90cmごとに9~12万円


基礎の改修

○鉄筋コンクリートの基礎の増し打ち補強やひび割れの補修を行います。
エポキシ樹脂注入
  • 既存基礎の内側又は外側に鉄筋コンクリートの基礎を増し打ちします。新たに基礎を増設する場合は、増し打ち補強に比べて工事費が高くなります。
  • ひび割れ部分にエポキシ樹脂を注入し補修します。この場合、元の強度以上とはならないので注意が必要です。

基礎補強1mごとに4~5.5万円
ひび割れ補修1ヶ所あたり1~2万円 

無筋基礎の補強

屋根の軽量化

○瓦などの重い屋根から軽い金属葺に替えることで、建物にかかる水平力を減らすことができます。
瓦屋根から鉄板葺きへ
  • 一般的には、屋根の軽量化よりも壁の補強を行う方が耐震補強としてのコストが安く済むため、屋根が傷んでいたり雨漏りがする場合に軽量化を考えた補修が良いと思われます。
  • 屋根面積1㎡あたり1~2万円