更新日:2023年7月27日
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県は、第4次山形県環境計画に掲げる「持続的発展が可能な豊かで美しい山形県」を実現するため、次代を担う学生の皆さんが実施する、カーボンニュートラルにつながる活動に対して補助金を交付します。
令和5年度における補助金の申請期限は令和5年7月14日(金曜日)となります。
※より幅広く募集をするため、申請期限を延長いたしました(7月3日付変更)
次の全ての要件に該当する団体が対象となります。個人での申し込みはできません。
団体要件1 | 県内に拠点があり、主に県内で活動する団体 |
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団体要件2 | 主に県内在住の高校生以上の学生で構成されている団体 |
団体要件3 | 団体の規約等を有し、代表者が明らかである団体 |
団体要件4 | 未成年者のみで構成されていない団体 |
団体要件5 | 営利活動、政治活動、宗教活動を主たる目的としていない団体 |
団体要件6 | 暴力団、暴力団員等が関与していない団体 |
以下の全ての要件に該当する活動が対象となります。
活動要件1 | 山形県内で実施する活動 |
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活動要件2 | 第4次山形県環境計画の6つの施策の柱のいずれかに寄与する活動 |
活動要件3 | カーボンニュートラルにつながる実践活動、普及啓発活動、調査研究活動のいずれか |
活動要件4 | 営利を主たる目的としていない活動 |
活動要件5 | 個人・特定の事業者の利益や、政治・宗教的宣伝を目的としていない活動 |
活動要件6 | 国・県・市町村から他の名目で補助金等の交付を受けていない活動 |
第4次山形県環境計画の6つの施策の柱
活動を実施するために必要不可欠な、以下の経費の100%(上限5万円)を補助します。
費用区分 | 内容 |
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旅費 |
拠点から活動の実施場所への往復に係る公共交通機関の 利用料金 |
報償費 | 外部講師への謝金及び旅費など |
印刷製本費 | パンフレット、チラシ、資料等の印刷費用 |
消耗品費 | 活動に必要な消耗品の購入費用 |
材料購入費 | 活動に必要な材料の購入費用 |
通信運搬費 | 通信料、郵便料金など |
保険料 | イベント等の実施に当たっての保険加入料 |
使用料 | 会議室の賃借料、機材の借上げ料、タクシー運賃など |
その他 | その他知事が必要と認める経費 |
補助金交付申請書 | 事業計画書 | 収支予算書 |
口座振込申出書 | 振込先の通帳の写し | 団体の会員名簿 |
団体の概要がわかる書類(団体規約等) |
山形県環境エネルギー部環境企画課カーボンニュートラル・GX戦略室
※具体的な連絡先は補助金申請の手引きをご確認ください。
補助金の申請受付期限:令和5年7月14日(金曜日)必着
補助金の交付決定通知:令和5年7月中旬予定
実績報告書の提出期限:令和6年3月15日(金曜日)
令和4年度は、審査の結果、以下の8団体を補助金の交付対象に決定しました。
団体名(所属学校名) | 活動の概要 |
光陵省エネ電工チーム(酒田光陵高等学校) | 駐輪場への太陽光パネルと照明の設置、照明器具のLED化、飛島地域の高齢者宅を訪問しての電気製品の点検修理、小学校における出前授業の実施 |
風を感じる会(寒河江工業高等学校) | 災害発生の緊急時にスマートフォン等への充電が可能な手で持ち運びができるコンパクトな風力発電機の製作及び性能評価 |
山辺高等学校食物部 | 食品ロスの現状を踏まえた創作料理や食品の開発及びレシピ集の作成 |
ペロブスカイト会(米沢興譲館高等学校) | 次世代の太陽電池として研究が進められているペロブスカイト型太陽電池の結晶成分の元素代替による耐久性向上に関する研究 |
セルロースナノファイバー会(米沢興譲館高等学校) | 天然物質由来のクリーンな次世代材料であるセルロースナノファイバーの輸送コスト低減を目指す研究 |
村山産業高等学校電子情報技術部 | 手作り太陽光パネルの製作、太陽光を再現した実験装置を活用した市販太陽光パネルとの発電効率の比較 |
雷きのこ課題研究班(山形工業高等学校) | きのこ栽培実験における自動計測システムへの給電を目的とした太陽光と風力を組み合わせた発電システムの構築 |
山形県学生環境ボランティア「やまカボ・サポーター」(県内大学生、大学院生) | やまがた環境展へのブース出展によるクイズや工作等を通じたカーボンニュートラル普及啓発活動の実施 |
令和5年2月15日(水曜日)、山形県生涯学習センター「遊学館」において、令和4年度補助団体による成果発表会を開催しました。YUCaN学生部会、風を感じる会、村山産業高等学校電子情報技術部、雷きのこ課題研究班、やまカボ・サポーターの5団体が参加したほか、他4団体についても発表動画や成果資料を紹介しました。また、助言者として山形大学カーボンニュートラル研究拠点の吉田司代表、山形県環境科学研究センターの高橋佳志所長が参加し、各発表に対する講評を行いました。
参加者からは、「自分達の研究にも活かすことができる内容があった」、「高校生の時点から専門的な取組みを行っていて驚いた」、「今回の研究を将来的に大きくCO2削減できるものにしていきたい」等の感想が出され、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、若者世代の意識変容や活動の輪を広げるきっかけとなりました。
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