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更新日:2021年4月5日

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令和3年度当初にあたっての職員に対する知事あいさつ

令和3年4月1日

職員の皆さん、おはようございます。

ようやく春めいてまいりました。

この冬は何度も大雪に見舞われ、クリスマスには豚熱まで発生し、大変厳しい冬となりましたが、その割に春は予想外に早く到来した感じがしております。今週は比較的気温の高い日が続き、黄砂が降ったりしましたが、梅は満開、水仙も咲き始めました。

さて、本日から令和3年度のスタートです。

今年度は、コロナ禍の中での激動のスタートとなりました。

新型コロナの感染者数は、世界中で1億3千万人近くまで増加しており、現在でも世界各地で猛威を振るっております。
国内では先月21日に政府の緊急事態宣言が全面解除されましたが、今や全国各地でリバウンド(再拡大)が起きています。東京、大阪、宮城県や沖縄県などで連日多くの新規感染者が確認されています。

そして山形県内では、3月中旬から新規感染者がこれまでにないスピードで急増し、中でも山形市における急速な感染拡大により、村山管内では医療提供体制がひっ迫する危機的な状況となりました。

こうした状況を踏まえ、皆さんご案内の通り、山形市、寒河江市の両市と県と共同で独自の緊急事態宣言を発出いたしました。

両市全域での不要不急の外出や移動の自粛、さらには、酒類を提供する飲食店等に対し、営業時間の短縮を要請したところです。

一方で、感染対策の重要な柱であるワクチン接種について、先月から医療従事者等に対する接種が始まっており、今月からは65歳以上の高齢者に対して接種が開始される予定となっております。

県民の皆様の命と生活を守るため、これ以上の感染拡大はなんとしても阻止しなければなりません。感染拡大防止とワクチン接種の円滑な実施に向けて万全を期すとともに、地域経済の再生にもしっかりと取り組んでいく必要があります。

県民の皆様、事業者の皆様のご理解とご協力をいただきながら、市町村、政府や関係機関と一丸となって、国難ともいえるこの難局を乗り越えて行きたいと考えておりますので、皆さん、よろしくお願いいたします。

まず、目の前の感染拡大防止に全力をあげる必要がありますが、ポストコロナ時代の幕開けが近づいているのも間違いないと思います。

こうした状況だからこそ、私たちはコロナ終息後の先にある、山形の未来を見据えた県づくりに取り組んでいくことも重要であります。

新型コロナを契機に、デジタル化の急速な進行や、東京一極集中から分散型社会への流れなど、社会経済情勢は大きく変化しております。

こうした変化をしっかりと捉え、今後は、新型コロナ対策とあわせ、ポストコロナを見据えたデジタル技術の活用や起業・創業の支援、企業立地や移住・定住の受け皿づくりなど、ポストコロナ時代の新しい山形県づくりに取り組んでいくことが肝要と考えております。

私はコロナを世界規模の大災害だと申し上げてまいりました。災害は常に私たちに教訓をもたらします。コロナの教訓をしっかりと活かし、コロナがもたらした変化の中に新しいチャンスの芽を見つけて、果敢に挑戦していくことが大事であります。

本県には、歴史や自然、精神文化、スポーツなどの地域資源、そして人と人との絆、モノづくり技術など、誇るべき魅力や財産が数多くあります。

こうした本県の魅力や価値を最大限に活かしながら、市町村、関係機関、県民の皆様とともに、今後とも「コロナ克服・経済再生」に最優先で取り組み、「子育てするなら山形県」、「健康長寿日本一」、「県民幸せデジタル化」、「一人当たり県民所得の向上」、「やまがた強靭化」の5つのテーマにチャレンジし、世界に誇れる山形ならではの「幸せな育ち、幸せな暮らし」を実現してまいります。

私は知事就任以来一貫して、「心の通う温かい県政」を基本姿勢に、県民の皆様や現場の方々、そして市町村との対話を重視しながら、県政運営に取り組んでまいりました。

令和3年度は「第4次山形県総合発展計画」の基本目標であります「人と自然がいきいきと調和し、真の豊かさと幸せを実感できる山形」の実現に向けて、「ふるさと山形力の向上」、「保健・医療・福祉の充実等による安全・安心な社会づくり」、「産業経済の振興・活性化」、「農林水産業の振興・活性化」、「やまがた強靭化」の5つの視点を重視しながら、コロナを克服し、誰一人取り残されることのない、さらに輝かしい山形の未来を創っていきたいと考えております。

職員の皆さんには、改めて、「県民視点」、「対話重視」、「現場主義」を貫きながら、しっかりと業務に当たっていただきたいと思います。

結びになりますが、職員の皆さんには、コロナ禍にあって昼夜を問わず県民の皆様のために、それぞれの職務に励んでいただいていることに、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

これまでは先の見通しが立たなかったところですが、ワクチン接種という、いわばコロナ脱却の救世主ともいえる取組みが始まっておりますので、希望の光が見えてまいりました。

こういう中、皆さんの持てる力を存分に発揮していただくためには、心身の健康が何よりも大切であります。

コロナで大変な中ではありますが、皆さん一人ひとりの「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)をしっかりと意識して、家族や友人との時間も大切にしながら、明るく元気に働くことができる職場づくりを進めてまいりましょう。

そして、「県民のための県政」、「県民のための県庁」であることを、改めて心に深く刻み、県民の皆様とともにこの難局を乗り越えてまいりましょう。私と一緒に頑張っていただきたいと思います。

皆さん、共に手を携え、性別や年齢にかかわらず、障がいのある人もない人も、だれもがいきいきと輝いて生きていける山形県づくりに全力で取り組んでまいりましょう。

今年度もよろしくお願いいたします。