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更新日:2021年4月2日
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「食品ロス」とは、食べ残し、売れ残りや期限が近いなど様々な理由で、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。
国内で、年間612万トン(農林水産省・環境省「平成29年度推計」)も発生しており、毎日1人当たりお茶碗約1杯分(約132グラム)に相当する量の食品を捨てていることになります。
食品ロス612万トンのうち、外食産業及び食品製造・小売業等の事業者からは328万トンが生じ、家庭からは284万トンが発生しています。
外食産業及び食品製造・小売業等からの食品ロスの要因には、主に規格外品、返品、売れ残り、食べ残しなどがあります。
家庭からの食品ロスの要因には、料理を作りすぎたりして残る「食べ残し」、野菜の皮や茎など食べられるところまで切って捨ててしまう「過剰除去」、未開封のまま食べずに捨てられてしまう「直接廃棄」があります。
家庭で食品ロスを減らすコツは、買い物時は「必要な分だけ買う」、調理の際は「食べきれる量を作る」、食事の際は「おいしく食べきる」ことです。
1人ひとりが「もったいない」を意識して、食品ロス削減のためにできることから始めてみませんか?
家庭における取組みのポイントを紹介します。
山形県では、食材を丸ごと無駄なく使う料理や、余った料理を生かしたリメイク料理などのレシピコンテストを実施し、入賞したユニークでアイデア満載の人気レシピ等をレシピ集としてまとめています。ぜひ、参考にして食品ロスを減らしましょう。
賞味期限・・・おいしく食べることができる期限。表示の保存方法により保存していれば、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。見た目や臭いで個別に判断してください。
消費期限・・・過ぎたら食べない方がよい期限。食べられる量を購入し、期限内に食べきりましょう。
どちらの期限も、未開封の状態で食品に記載されているとおりに保存した場合の期限です。開封した場合は、期限にか関わらず早めに食べきりましょう。
(農林水産省資料)
外食時における取組みのポイントを紹介します。
山形県では食品ロス等のごみ削減やリサイクルに取り組む飲食店・宿泊施設等を登録しています。ぜひ、食品ロスの削減等に取り組む登録店を利用して応援しましょう。
忘新年会の多い12月から1月までの期間、全国共同キャンペーンとして、外食時のおいしい食べきりキャンペーンを実施しています。
3R(リデュース《発生抑制》、リユース《再使用》、リサイクル《再生利用》)を推進するため、家庭でできるごみの削減方法をまとめた冊子です。
食品ロス削減編(リデュース)もありますので、参考にして実践しましょう。
市町村においても、食品ロス推進について啓発を行っています。ぜひ、ご覧ください。